
早い時間帯に致命的なダメージを受けてしまい、戦線から退かざるを得なくなった場合に重要となってくるのが「復帰」です。
「素早く」そして「いかに復帰後に存在感を出せるか」というのが大事ですので、特に前衛が苦手、また、後衛直の受けが苦手で頻繁に遷都(※1)してしまう方は特にチェックしましょう。
※1 遷都=相手からの攻撃により初期配置付近で内政が出来ない状態された場合に町の人を逃すこと。
Contents
「復帰」で抑えたいポイント
安全な土地探し
遷都後のプレイヤーは復帰が完了するまでまともな戦闘ユニットを生産することが出来ません。このため、遷都先の内政地を攻められると味方に援軍を要請しないと対処できませんし、何よりも復帰が遅れてしまいます。
攻められにくい場所の候補としては「大勝している味方の付近」「味方が突破した相手内政地があった場所」などです。
市場の研究である地図製作(味方の視界を共有できるテクノロジー)を研究できる、もしくはしているなら目視で安全そうな土地を探すのがベストだと思います。出来ない場合はチャットで味方に教えてもらうのが手っ取り早いかもしれません。
味方への資源要求
早い時間帯にはもらいにくいかもしれませんが、積極的に味方へ資源を要求しましょう。
復帰時にまず必要な資源は町の人を必要ラインまで一気に生産するための町の中心に必要な「木」と「石」、そして町の人を生産するための「食料」です。
「石」は大量には送ってもらいにくいですが、「木」と「食料」は比較的余らせやすい資源なので積極的に要求すると良いと思います。
このゲームはラジオチャットがありますので活用しましょう。復帰時によく使う番号は
- 3…食べ物をくれないか
- 4…木をくれないか
- 6…石をくれないか
- 38…余っている資源をくれ
です。上手く活用しましょう。
また、石についてですが、「遷都しないといけなくなりそう」と感じたら早めに掘っておくと良いと思います。100でも200でもあるかないかで復帰までの時間が変わってきますし、余れば後述の交易のための金に変換することもできます。(大抵余りませんが)
町の人の大量生産、畑の建造
味方から資源をもらってすることは「町の人の生産」です。
町の人を生産するためにはまず「町の中心」が必要です。通常時と違い、遷都させられたプレイヤーは他のプレイヤーと比較して著しく町の人が少ないことが多いです。その状態から戦線復帰するためには通常よりも多くの町の中心が必要になることは言うまでもないでしょう。
第一目的は「町の人の生産」です。安全な土地を広く確保できればそれにこしたことはないですが、できなかった場合は町の中心を隣接させてでも建造しましょう。「中心周りに畑が綺麗にはれない」なんてのはこの際度外視です。とにかく町の人を生産出来る環境を整えましょう。
町の中心が建ったら次は町の人を生産するための食料の確保です。畑をたくさん貼りましょう。復帰後の軍事の第一段階として騎兵、槍兵、散兵などの安物の生産にも使いますし、気持ち過剰なくらい畑は貼ってもいいと思います。余ったら後々減らせばいいだけです。
とりあえず「木」と「食料」を自前で用意出来るようになったら復帰の第一段階の完了です。
交易の準備
遷都してしまうと自陣に配置された金山が掘れなくなるため金を使うユニットの生産やテクノロジーの研究に支障がでます。
金を使う研究や生産は強力なものが多く、金が不足したままでは完全に復帰できたとは言えません。
遷都させられたプレイヤーは「交易」による金の確保の意識を通常時以上に強く持ちましょう。
マップの角(ミニマップで見た12時、3時、6時、9時方向の角)、不可能ならなるべくマップの角に近い安全な場所に市場を建造し、荷馬車の生産を開始します。
ここで問題になってくるのが「荷馬車生産の金の確保」です。荷馬車の生産には1台につき50の金が要求されます。
遷都前に金をいくらか掘れていればそれを運転資金として荷馬車が作れますが、全く無い場合は味方からもらった「木」「食料」の余剰分を少し売って交易の始動分の金を確保しましょう。
注意したいのは戦線を押し上げている味方陣地の金を勝手に掘らないこと。チャットでお願いすれば味方からの了承は得られるかもしれませんが、攻めには多くの金が必要になってきます。トップを走っている味方が息切れすると一気に戦線崩壊し、負けにつながることになり得ますので、味方から金をもらう、または味方の金を掘る場合は気をつけましょう。
相手陣地の金を奪えている場合はもらっても大丈夫な場合もありますのでまずはチャットで確認をとりましょう。
復帰のライン
文明にもよりますが、町の人100荷馬車40ぐらいまで生産出来れば内政的には復帰出来たといってもいいと思います。荷馬車がすんなり生産できない場合は町の人を140ぐらいまで生産してからデリートで調整しましょう。
近接ユニット(特に騎士)は金の消耗が激しいので荷馬車はもっと多くてもいいですし、金をあまり使わない射程ユニットの文明であっても多めに金を確保し味方へ配るのもいいでしょう。
その文明の出せる最強編成が組めるラインまで内政できて復帰は完了です。しっかりと復帰出来るように頑張りましょう。
その他遷都後にしたいこと
遷都させられたプレイヤーというのは、戦線を押し上げるプレイヤーと比較してすることが少なく、そして広く視野を持ちやすいポジションであると言えるでしょう。
石を掘ったり貰ったり買ったりして可能ならば交易を安全に行うための壁を貼る作業を行っておくとマングダイや羽飾射手による交易路への奇襲を未然に防ぐことができ、金の確保が安定して良いと思います。
ゴートで遷都した?諦めてください。
※ゴートは石壁を貼ることができません。
あとがき
攻めは上手いけど攻めが失敗したら浮上してこないプレイヤーの割合はかなり高いです。それだけにしっかりと復帰できるプレイヤーというのはゲームレベルを問わず需要があります。
今回紹介した「復帰」の手筋とそのうち紹介しようと思っている「粘り」の手筋ができれば泥臭いゲームでも勝ちを拾えることが多くなりますので、地味で面白くない要素ですがとにかくゲームに勝ちたいという方は意識してプレイすると良いと思います。